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薄く黄緑がかった、ドゴンのクリア玉、気泡を多く含む巻き製法の10面体　オランダ製

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『薄く黄緑がかった、ドゴンのクリア玉、気泡を多く含む巻き製法の10面体　オランダ製』はセカイモンで08c60bb7から出品され、477の入札を集めて01月12日 16時 52分に、3338円で落札されました。即決価格は3338円でした。決済方法はに対応。福岡県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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本品は、薄く黄緑か薄い紫がかったクリアで、胎の側面は、凹みを含む五角形が上下で各4面、穿孔2面の10面体で、1700年代、あるいは、少し後の19C初期にオランダで制作されたと言われるドゴン・ビーズです。
　巻き製法で制作され、胎の凹んだ部分の表面に細く薄い巻いた線に痕跡がはっきりと残されています。低い融点でしかガラス製造とビーズ制作できなかった、古いガラスの特徴である気泡が胎内と胎表面に見られます。胎内では、光を当てますと、やや大きめの気泡が白く光り、表面には小さな気泡跡が繋がり、浅いC型くぼみも見られます。表面にはざらざら感がありますが、使用スレによって滑らかな面もあります。
　凹んだ側面3つでは、側面の窪みに細かな白い粉状物質が残り、また、やや黄がかり、ときには銀色にも見える白い部分も存在します（。白い粉状物質は、銀化しきっていない侵食痕で、ガラスの表面が粉状に剥離し始めたときに生じると説明されます。付着した白い粉状物質はこの可能性を秘めています（2－5枚め）。
　孔も胎に比し、細長い円形の長い方で約6㍉と大きく、ビーズの上と下で穿孔の形とサイズが異なり、また、双方から穿孔芯を用意したため孔の中央で崩れが少し生じています（10枚め）。古いビーズの特徴を示し、1700年代から後の19C初期うち、比較的早期に制作されたと推測されます。
　一般的に、深いコバルト・ブルーの初期ドゴン・ビーズはオランダ製で、結婚の婚資（持参金）や財産として使用され、200年以上にわたりドゴン女性に相続されました。1600-75年ころに、濃紺や白の巻きビーズが銅合金に付けられたイヤリングが、研究書に記載されています。
　オランダは、西アフリカではベネチアなど他のヨーロッパ諸国よりも、探検家が早期に訪れビーズを大量に持ち込み、ビーズ交易に深く直接的に関わりました。ベネチア人のガラス職人が17世紀初めにアムステルダムに移住してビーズ工房を設け、オランダのビーズ製作に大きな影響を与えました。このビーズを早期から持ち込み、19世紀後半にも交易を継続しましたが、オランダに代わりチェコのボヘミア・ビーズ業が隆盛を極めました。西アフリカで出土する初期ビーズにはオランダ製で多くが古いビーズとされ、本品もこうしたビーズに属します。
　サイズ　縦　約13㍉　約12㍉　孔径（長い）　約5㍉

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