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白石ちえこ『島影』初版 First Edition

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『白石ちえこ『島影』初版 First Edition』はセカイモンで1d456a85から出品され、943の入札を集めて01月19日 16時 52分に、9425円で落札されました。即決価格は9425円でした。決済方法はに対応。秋田県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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日本の女性写真家白石ちえこの写真集『島影 / Shimakage（First Edition）』。神奈川県横須賀市生まれ、2000年代より写真家として本格的に活動を行なっている白石は、これまでに尾仲浩二らのギャラリー街道や、冬青社によるギャラリー冬青などでエキシビジョンを開催し、近年はフランス・パリで個展を開催するなど、今後さらなる活躍が期待されるアーティストです。本書は蒼穹舎より刊行された2nd写真集。かつて夢見た旅路の記憶に思いを寄せながら、全国各地で撮りためた原風景に、わずかばかりの記憶を重ね合わせたかのような奥深い作品の数々。1920年〜30年代にアマチュア写真家の中で流行になった「雑巾がけ」と呼ばれる写真修整技法で製作した銀塩写真の作品は、靄がかったような薄暗い様相を呈し、「記憶」と「原風景」というモチーフを一層際立たせるともに、作品の叙情性をも強調させ、見るものを幻想的な世界へと導いていきます。600部限定。初版本。

判型234 x 235 mm
頁数72頁
掲載作品43点
製本ハードカバー
発行年2015、初版

物心がついた頃、ペンギン島に行ったという曖昧な記憶があるのだが、島へ行く道すがら見かけた風景はぼんやりとしかよみがえらず、現実離れした絵の中の風景のようでもある。

船上から眺める島影はかすみ、波間に揺らめき、見え隠れしていた。遠くに近くに見えながら、なかなかたどり着くことができない。記憶の中で小さなシグナルを出すペンギン島は、まぼろしの島である。その島影は、仄暗い記憶の底にゆらゆらと漂っている。

― 白石ちえこ、あとがきより抜粋

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